転職エージェントとの面談は電話で済ませる?忙しい人の転職活動術

いざ転職を考えたところで、現在就業している企業の仕事が忙しく、なかなか転職準備ができないということはないでしょうか。転職エージェントを活用した転職活動をする場合では、忙しくてなかなか時間が取れない人のために面談を電話でやり取りすることが可能です。
ではどのようにして電話での面談が行われるのか、電話面談のステップや準備すべきことをまとめました。
転職エージェントと電話でやりとりするケース
転職エージェントを利用する場合、求職者が転職エージェント側へ出向き、面談をするのが基本です。しかし、求職者の業務が忙しくなかなか時間が取れなかったり、遠方の場合は面談に伺うこともできなかったりすると転職活動が滞りがちになってしまいます。そこで電話による面談により、転職エージェントが滞りがちなあなたの転職活動をサポートしてくれます。どんなケースで電話面談が行われるか詳しくみていきましょう。
現在就業中で、直接面談する時間がなかなか取れない
求職者が現在就業中の場合、なかなか面談する時間を取ることができません。業務終了後に面談を設定すると、すでに転職エージェント側の営業時間が終了していたり、残業等によってなかなか時間が読めずキャンセルになったりとストレスがつきものです。そこで電話による面談が行えることで移動の時間を省けたり、休憩時間などに応対できたりするのが便利といえるでしょう。
近くに転職エージェントがなく、直接やり取りする機会がない
転職エージェントは、首都圏など大都市圏であれば転職エージェントと面談しやすい環境にありますが、地方などにお住いの場合では頻繁に転職エージェントへ伺うことがそもそも難しい場合もあります。そこで電話による面談で、希望条件や進め方の相談といった転職活動のアドバイスを受けることができるのです。
電話面談の流れ
電話による面談では、通常の面接と同様に簡単なインタビューを受けます。その後のやり取りはメール等で進んでいきますが、まずは直接転職コンサルタントに、これまでどのような経歴でどのような企業への転職を希望しているのか、また給与や福利厚生などの希望条件を伝え、今後の転職活動の方向性を決定していきます。
電話面談をする前にしておくこと
求職者が転職エージェントと電話面談する上で何も準備をしないまま臨むことはやめましょう。転職を本気で考えていないとみられますし、転職エージェントに対しても失礼にあたります。ここでは事前にどのような準備をしておいて電話面談に臨むのがベストかを見ていきます。
事前に質問したい内容をリストアップ
電話面談を行う前に、事前に質問事項をリストアップしておきましょう。電話面談時に漏れなく確認できるように準備しておくのがベストですが、そのあとで質問事項が発覚した場合は都度確認するようにし、疑問を持ち続けないことが重要です。
経歴の棚卸し
転職エージェントは、求職者のこれまでの経歴を十分把握した上で、求人案件を紹介することになります。そのため電話面談においても経歴は必ず確認されます。そのため、自分の経歴を事前に時系列で棚卸ししておき、電話口では端的に伝えることができるようにしておく必要があります。
この際、経歴が多岐にわたり説明が長くなるような場合は、転職コンサルタントにその旨を伝えてから話をするというのがベターです。転職エージェントによっては事前に履歴書や職務経歴書の送付を求められ、それを見ながら電話面談するケースもあります。いずれにせよ履歴書および職務経歴書など自分の経歴の棚卸しをしっかりしておきましょう。
転職条件(事業規模・給与・福利厚生など)
電話面談においては、求職者がどのような転職条件を希望しているのかも確認されます。主な転職条件として、応募予定企業の事業規模や希望給与、福利厚生の有無やその内容などがあるでしょう。このような転職条件をリストアップしておき、面談時に漏れなく伝える必要があります。
通常、企業面接の段階で給与や勤務条件などの話をするのはマイナスに働くことがあるため控えるのが通例ですが、転職エージェントとの面談時には自分の希望条件を率直に伝えるようにしましょう。最終的に転職エージェントが給与交渉をしてくれることもあり、とても重要です。
今回の要点
- 求職者が仕事で忙しかったり、近くに転職エージェントがなかったりする場合、電話で面談することが可能
- 第二新卒の転職成功には早期離職というデメリットを払拭することが重要
- 電話面談を受ける前に、質問事項のリストアップ、経歴の棚卸し、転職条件をまとめておき、適切に回答できるようにしておくとスムーズ