生理休暇とは
生理休暇は、労働基準法第68条に定められています。
使用者は、生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは、その者を生理日に就業させてはならない。 出典:e-Gov「労働基準法」 http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=322AC0000000049
また、生理休暇の取得には日数を設けないことになっています。
生理休暇にまつわるギモン
生理休暇を取得する前に、気になるギモンにお答えいたします。
雇用形態は関係なく取得できる
生理休暇は雇用形態に関係なく取得することができます。つまり、正社員ではなく派遣社員やパートタイマーの場合にも、生理休暇を取得することが認められているのです。
診断書は必要ない
生理休暇を取得する際には、医師による診断書は必要ないとされています。しかし、序文には「就業が著しく困難な女性」という規定があり、「生理期間中全てを休みたい」というのは実態にそぐわないといえます。
診断書は必要ありませんが、あくまでも就業が著しく困難な場合のみ認められるのです。
有給か無給かは各企業に準ずる
生理休暇を有給にするか無給にするかは、法律で定められているわけではありません。つまり、有給か無給かは各企業の規定に準ずることになります。また、有給の上限は、付与の規定によって20日と定められています。そのため、月1日までを有給扱い、それ以降を無給としている企業も多くあります。
生理休暇を取得する際の注意すべき点
生理休暇を取得する際には、以下のポイントに注意しましょう。
取得日数が多い場合は有給休暇付与にも影響が出る
有給休暇付与の条件は「入社日から6か月継続勤務し、そのうち全労働日の8割以上出勤(労働基準法第39条)」と定められています。仮に生理休暇を毎月2日取得していると、それだけで年間24日の休み(欠勤)になってしまい未満になる可能性があります。生理休暇が多いと有給休暇付与にも影響が出ることがあります。
偽りの取得をすると懲戒処分になることも
生理休暇を取得した日の深夜に、車で4時間かかる場所に外出をして懲戒処分になった例があります。偽りの取得をすると懲戒処分になるケースもありますので、嘘はやめましょう。
取得できる?「生理休暇」の取得状況
厚生労働省の「平成 27 年度雇用均等基本調査」によると、生理休暇の取得は0.9%と低くなっています。
2007年に実施された全国労働組合総連合女性部の「女性労働者の健康・労働実態及び雇用における男女平等調査報告書」では、生理休暇が取得できない理由を調査しています。これによると、「人員の不足や仕事の多忙で職場の雰囲気として取りにくい」が44.4%、そして「苦痛ではないので必要ない」が28.7%、「はずかしい、生理であることを知られたくない」が22.5%となっているのです。
つまり、生理休暇を取得することが難しい職場の雰囲気や、生理であることを知られる苦痛を避けるために、あえて取得をしないという方が多いといえます。
参考:厚生労働省「平成 27 年度雇用均等基本調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-27-07.pdf#page=24
全国労働組合連合女性部「妊娠・出産・育児に関する実態調査」(P39)http://www.zenroren.gr.jp/jp/jyosei/2008/data/tyousa/main.pdf
生理休暇を取得しやすい企業へ転職をするには
先ほど触れたように、生理休暇を取得するためには、職場の理解が必要不可欠です。そこで、生理休暇を取得しやすい企業へ転職をするためのポイントをご紹介します。
企業HPや転職サイトでの調べ方・探し方
生理休暇は、福利厚生の休暇部分で「~等」と省略されていることもあります。そして、女性が多い職場では、生理休暇の取得が理解されやすいことも多いです。職場の男女比率に注目し、併せて福利厚生の口コミをチェックしてみましょう。
転職エージェントを利用する
転職エージェントには、企業HPや転職サイトに掲載されていない条件の確認を行うことができます。「生理休暇の制度はあるか」「取得している人はいるのか」を応募前に確認することで、安心して選考を進めることができます。
今回の要点
- 生理休暇は労働基準法で定められている
- 日数は決められていないが、著しく就業が困難な場合のみとされている
- 生理休暇を取得しやすい企業へ転職する際は、転職エージェントを利用するのもおすすめ





