STEP 2 履歴書・
職務経歴書の作成

面接担当者にきっちり伝わる!失敗しない志望動機の書き方

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転職の場合、職務経歴とともに重要視されるのが志望動機です。志望動機では、応募企業で働きたい理由が明確でなければ採用にはつながりません。採用担当者の目に止まり、入社意欲がきちんと伝わる志望動機の書き方について解説します。

なぜ志望動機が必要なのか?

転職で採用につながる志望動機を作成するには、まずなぜ志望動機が求められているのかという理由を知った上で、そのニーズを満たすものを作成することが必要です。履歴書や職務経歴書に志望動機の記載が必要な理由は2つあります。採用担当者側の目線からその理由を見てみましょう。

1つ目の理由は、応募者の企業に対する熱意を見るためです。なぜこの会社を選んだかという理由から、熱意やモチベーションを判断します。同時に、業界や企業研究がきちんとなされているかも、志望動機の内容から読み取ることができます。

2つ目の理由は、自社とのミスマッチを防ぐためです。求める人材像にあった人でなければ、入社しても定着せず、すぐに再び転職してしまうことになりかねません。志望動機を見ることで、採用担当者は応募者の仕事に対する考えが自社の社風や方向性と合致しているかという点を確認できます。

志望動機に記載すべき3つのポイント

では、採用を勝ち取るためには、どのような志望動機を作成したらよいでしょうか。重要なことは「論理性」です。採用担当者が納得・共感でき、ぜひ自社で働いてもらいたい!と思えるような志望動機を作成しましょう。志望動機に記載すべき3つのポイントをご紹介します。このポイントを踏まえてストーリー化し、簡潔にまとめることがコツです。

明確な転職理由

前職での課題やそれによって芽生えた問題意識、前職で実現できなかったことが応募企業なら可能であるなど、明確な転職の理由をあげます。転職の理由と応募企業を選んだ理由とが一貫したものであれば説得力が増しますので、業界や応募企業の特性をよく理解し、志望動機を組み立てていきましょう。

応募企業で自分がやりたいこと

企業研究を念入りに行った上で、応募企業で自分がやりたいことを具体的に記載しましょう。採用側の求める人材とマッチしていることやモチベーションの高さをアピールできます。また、自分自身の将来についての目標といったことを言及することで、長く働こうという意思を示すことにもつながります。ただし、やりたいことは応募企業で実現可能な範囲のものとしましょう。応募企業の業務内容と異なるものや、企業理念とそぐわず実現不可能な場合には、逆にミスマッチと判断されるリスクが生じるため、よくありません。

自分のスキルが応募企業でどう活かせるのか

入社後、応募企業にどのような貢献ができるのかを具体的に明らかにしましょう。特に中途採用では企業は即戦力を求めています。そのため、応募企業で活かせるスキルを持っていれば採用の決め手となり得ます。異なる業種や職種への転職の場合でも、活かせるスキルはあるはずです。志望動機に絡めて積極的にアピールしましょう。

志望動機に書いてはいけないこと

続いて、志望動機として望ましくなく、書いてはいけないことについてもご紹介します。基本的な考え方として、応募企業でなければならない理由が明らかでないものは志望動機として説得力がありません。また、さらなる転職を考えていることを示唆してしまうものもありますので、書き方には十分に注意しましょう。必要に応じて言い換えていくことも必要です。

あいまいな志望動機

転職理由と一貫性を感じない、ただ漠然とやる気をアピールするなど、あいまいな志望動機は望ましくありません。採用担当者に「ただ転職したいだけで、別に当社でなくてもよいのではないか?」と思わせる原因になります。志望動機は、その企業でなければならない理由を明確にしましょう。

また、参考書や参考サイトなどに記載されている内容をそのまま流用するのも、あいまいとなる原因です。自分のこととして置き換えて考えることで、実体性を持たせることができます。

勉強させてもらうというスタンス

応募企業で勉強させてもらいたい、というのは志望動機としては適切ではありません。日々学びたいという意識を持つことは重要ですが、結果として受け身の印象を与えることになり、マイナスイメージにつながります。職務が未経験の場合、自ら積極的に学ぶ姿勢を見せ、実現したいことまで言及するようにしましょう。

また、単純に経験を重ねたい、勉強したいという志望動機では、「スキルを身につけた後、また転職するのでは?」という疑念を抱かせる可能性もある点でも、避けるようにしたいものです。

地理的理由

事業所が近い、地元で働きたいという理由もあまり歓迎されません。なぜなら、転勤の辞令が出た場合に再び転職するであろうことが容易に想像できるからです。また、応募企業で働きたいという理由に直接つながらず、職務に対する熱意も感じられないため採用は難しいでしょう。

給与や福利厚生といった待遇面

本音をいうと、応募企業の待遇面が魅力に感じたから志望しているという人もいるでしょう。しかし、待遇面を志望動機としてしまった場合、さらに待遇のよい企業があらわれたらまた転職するのではないか、という懸念をされてしまいます。また地理的理由同様、自分本位と思われてしまいその企業を選ぶ理由にはなりません。

採用につながる志望動機を作成するには

このように、採用される志望動機を作成するためのポイントにはコツがあります。主観で作成するのではなく、採用担当者や企業側の求めている人材をイメージした上で作成することを心がけましょう。そのためには、いきなり本番として書き始めるのではなく、ノートやメモで自分の考えを整理したのちにまとめていくようにするとよいでしょう。

今回の要点

  • 志望動機に求められているものを理解する
  • 応募企業でなければならない理由を明確にする
  • やりたいことと貢献できるスキルをアピールする
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