STEP 3 求人検索・
応募

転職するなら何歳で?はたして転職年齢に適齢期はあるのか

転職するなら何歳で?はたして転職年齢に適齢期はあるのか-メイン画像

キャリアアップを目指したい、今の職場が合っていないなど、誰もが一度は転職を考えたことがあるのではないでしょうか。しかし、「早すぎる転職は不利になる」や「遅すぎると転職先を見つけるのに苦労する」など、いつ転職するのがベストなのかは、なかなか悩むところです。本記事では、年齢別で考える転職活動のポイントについてお伝えします。

データで考える転職年齢の傾向

厚生労働省が平成28年に公表した「年齢階級別転職入職率」のグラフ(「平成28年 雇用動向調査結果の概況」に掲載)によると、男女共に転職・入職率が高いのは20代から30代前半で、比較的年齢が若いうちに転職を考える人が多い傾向にあります。その後、右下がりで比率が下がりつつも、おおむねどの年代においても転職・入職者が一定数あることがわかります。
一方で、定年退職を迎える60代以降の男性では、急激にその率が増加し、定年後の再雇用など、シルバー人材の活躍が、転職の世界でも大きな動きとなっていることが推測されます。

年齢別転職活動のポイント

世間では「転職適齢期」や、「転職年齢限界説」などさまざまな憶測が飛び交いますが、実際にはグラフが示すように、いずれの年代においても大差なく転職・入職活動が行われているということがわかりました。それでは、年齢によって、どのようなことが転職活動のポイントとなるのかを考えてみましょう。

20代の転職

20代前半の転職活動のポイントは、仕事での経験年数が浅いため「落ち着いて仕事をした経験がない」、「社会人としてのビジネスマナーが身についていない」など、ネガティブに取られがちな面を払拭しなければならないことです。そのため、できることなら最低3年はひとつの場所で仕事を続けるのが賢明です。しかし、どうしても続けられない事情があるならば、今の仕事を続けながら、次の転職先の候補を複数探していくことをおすすめします。その間、少しでも現職での仕事経験を積み、転職活動でのアピールポイントを増やすことが大切です。
20代後半になれば、経験、実績もそなわり、ビジネスマナーもひととおりも身についていることでしょう。業務内容の把握も充実し、これらが転職活動において評価の対象になってきます。真面目に仕事をこなして実績を作ることを心がけ、転職準備に備えてください。

30代の転職

本来30代は、業務をひと通りこなせるようになり、更にはマネジメントなどの経験を積んでいく時期です。転職においては、これまで培ってきた経験、スキル、マネジメント力、加えて若さも武器として、未経験の業界でも即戦力として活躍が期待されるでしょう。

30代後半になると、さらなる専門知識や実績が求められます。資格を有する業務であれば、そのスキルを持っていることで転職はより有利に運ぶでしょう。しかし、これといった実績がないという場合は転職に苦労することになります。今一度自分にできることを考え、スキルの向上や転職に有利な資格の取得、苦手なものの克服など、前向きな行動を起こすことが必要になるでしょう。志望動機や自己PRに書くための、今までの実績の振り返りなど、長い社会経験をもとに転職先で活かせる何かを、しっかりと分析しましょう。
この年齢での転職は、人生のターニングポイントにもなるため、転職後の年収や待遇がどのように変わるのかなど、現実的なことをシミュレーションしておくのもよいかもしれません。

40代~の転職

20代30代に比べ、より「即戦力」として働けるかどうかが重要になります。そのため転職活動をする際は、これまで培ったスキルや経験が、希望する企業にどの程度マッチし、活かせるかどうかをしっかりと判断しましょう。
近年は、35歳~54歳のミドル世代の転職市場でのニーズが高くなっているので、マネジメント能力など、今までの経験や実績を高く買ってもらえる職種や、接点のある業界や職種を選ぶのが安全でしょう。
また、「ポータブルスキル」と呼ばれ、近年注目となっている「業種や職種が変わっても通用する、持ち出し可能な能力」(参考:厚生労働省HP)を知る事が大切です。これまでの経験を一度しっかりと分析し、自分のポータブルスキルを把握した上で、転職活動をすることがキーポイントになるでしょう。

年齢よりもネックになる、転職をはばむ条件とは

転職活動において年齢よりもネックになる事とはなんでしょうか。希望する職種によっては、必須とされるスキルや資格がなければ、経験と実績だけでカバーすることができないということもあります。しかし大事なことは、仕事に対する熱意や、環境の変化に対応する柔軟さ、そして前向きな姿勢です。「前職での不満を解消するため」という後ろ向きの気持ちのままで転職活動をすることは、年齢以上にネックとなりかねません。
転職のきっかけが何であれ、ひとたび転職を決意したら、気持ちを未来に向けることが大切です。企業研究や業界研究、必要資格の取得に向けた勉強などをかさね、志望動機をたずねられたときに、前向きかつ説得力のある言葉で伝えられるよう、精神面もしっかりと準備をいくとよいでしょう。

求められているのは年齢に合ったスキルやマナー

どの年齢でも転職活動をする上で大切なのは、年齢に応じたスキルやマナーを身に着けていることです。特に人としての常識やマナーは、共に仕事をして行くための重要な評価ポイントになるでしょう。若者ならではの素直さ、年齢に応じた社会経験の豊かさ、コミュニケーション能力など、それぞれの年齢でアピールできるものが多くあるはずです。

転職適齢期で悩まず、どの年代であっても「自分に求められるもの」を意識し、スキルや経験を前向きに研鑽しながら、転職活動にのぞむことが大切です。

今回の要点

  • 転職・入職率は20代・30代が高いが、どの年代でも転職は可能
  • 年相応のスキルやマナーを身に着け、「求められるもの」を意識した転職活動が重要
  • 年齢に合ったアピールポイントを分析し、前向きな姿勢で転職活動にのぞもう
転職ノウハウ 職務経歴書や面接であなたの魅力を最大限に伝えられていますか?後悔しない転職活動のコツ伝授します!
転職ノウハウ
トップに戻る
会員登録
ログイン