STEP 4 面接対策

なぜ必要?面接に「印鑑持参」と言われた時の対処法

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転職活動をしていると、面接での持参物として「印鑑」が必要な場合があります。この記事では、面接時に印鑑が必要になる理由や、注意すべきことについてお伝えします。

面接時に印鑑が必要となる4つの理由

新卒採用の際は、面接で印鑑が必要な場合はほとんどありませんが、転職活動では印鑑が必要な場合があります。ここでは、印鑑がなぜ必要なのかご紹介していきます。

理由①必要書類に捺印するため

プライバシーマークを取得している企業の場合、個人情報の取り扱いには特に注意が必要なため、印鑑が必要となる場合があります。履歴書や職務履歴書などの個人情報の取扱いに関する必要書類に捺印するためです。

理由②健康状態の申告のため

転職面接の際に、健康状態について問われる場合があります。健康状態の申告書では、現在治療中の病気があるかどうか、精神疾患にかかった経歴があるかどうか、過去一年間の病欠状況などが問われます。任意となりますが、その申告書類の最後に捺印が必要になる場合があります。

理由③交通費支給のため

面接会場への往復交通費を支給してくれる企業もあります。会社で交通費を申請するには、自宅から面接会場までの経路の表記や運賃と印鑑が必要になります。転職希望者も内部の社員と同様の処理になりますので、印鑑が必要なのです。

理由④内定を取り付けるため

転職希望者が優秀な人材であった場合、企業側は早くその人材を確保しておきたいと考えます。そこで気が変わらないうちに「他の企業へは行きません」という内容の念書に押印を求められる場合があります。ただ、この類の書類には法的効力はありませんので安心してください

印鑑持参で注意すべきこと

これまでお伝えしてきたような理由で、面接に印鑑を持参しなければいけない場合がありますが、注意も必要です。次に、印鑑持参で気を付けることについてお伝えします。

自分に不利な条件での採用をうながされる

転職希望者を即戦力としてすぐに採用したいために、悪質な企業は不利な条件で内定をうながしてくる場合があります。たとえば、正社員で募集していたのに実は契約社員で即決させるために印鑑を持参させたり、事務職の募集であっても理由をつけて営業職をすすめられることもあるそうです。捺印する前にしっかりと条件面を確認しておきましょう。

疑問に思ったら面接時に確認する

これまでお伝えしてきたように、交通費の支給などに印鑑が必要になるケースや、悪質な条件で契約をさせるために印鑑が必要だと言ってくる場合があります。印鑑を押す前に冷静になって必ず確認・判断をしましょう。少しでも疑問に思ったら、確認してください。

印鑑持参でのよくあること

それでは、印鑑持参の面接の場合によくあることをお伝えします。

シャチハタはダメ?持参する印鑑は基本的に認印

認印は法律上、効力のある印鑑です。シャチハタかどうか指定のない場合でも、認印を持参するようにしましょう。交通費の申告書や健康診断に関する書類は、ひとつの契約書として法的な責任や拘束力が発生するため、認印が必要になります。シャチハタは認印の簡易版であるため、契約書類には不適切と覚えておきましょう。

面接に印鑑を忘れてしまったらどうする?

印鑑を忘れたからといって、落とされるということはありませんので、まずは人事担当者に正直に忘れた旨を伝え、対応を仰ぎましょう。時間に余裕があれば途中で購入したり取りに帰ることもできますが、取りに帰ったために遅刻することなどは絶対にないようにしましょう。印鑑がないために、後日手続きが発生する可能性もあり、企業に迷惑がかかってしまうことは覚えておきましょう。

特に指示がなくても面接時には持参しておくとベター

面接時に印鑑の持参を求められる理由はさまざまですが、特に指示がなくても持参しておきましょう。場合によっては交通費支給や即時内定といったメリットがあります。しかし先ほどもお伝えしたように、後々トラブルになるのをさけるため、捺印する書類の内容はしっかりと確認しておきましょう。

今回の要点

  • 面接時に印鑑が必要となるのは交通費申請や健康診断などの必要書類に捺印するため
  • 企業によっては、募集内容と異なる条件の契約書に捺印させるケースもあるので内容は必ず確認する
  • 特に指示がなくても印鑑(認印)は持参していく

最終更新日:

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