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初出社を気持ちよく始める、転職先での入社挨拶

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無事に転職先も決まり、いよいよ初出社日を迎えます。でも朝礼で自己紹介のスピーチをする予定だが、「何を言えばよいのか分からない」「人前でスピーチをするのはとても緊張する」「入社の挨拶なんて何年振り?」と悩む人も多いのではないでしょうか。本記事では好印象な入社の挨拶や、自己紹介のスピーチについてご紹介します。

好印象な挨拶の条件とは

初対面である大勢の人前での挨拶は、誰にとっても、それほど多くある経験ではありません。しかし、入社の挨拶は、社内の人に自分を印象付ける大事な場面です。一体どのような挨拶であれば、好印象を与えられるのでしょうか。

1分以内の簡潔なスピーチ

スピーチは簡潔に1分以内におさめましょう。短すぎても手抜き感が出ますので、30秒~1分程度がベストです。しかし、1分は思っているよりも意外と長い時間です。それに、いざ人前に立ってみると、緊張して頭が真っ白になってしまうこともあるので、事前に何を話すか、その内容を決めて行くと安心です。

笑顔

一番大事なのは笑顔でしょう。緊張のあまりうまくスピーチができなかったとしても、笑顔があれば気持ちは伝わりますし、好印象を与えられるはずです。無表情だと、不機嫌な印象を与えてしまい「入社が嫌なのだろうか」と思われてしまいかねません。それでも緊張してしまったら、口角を上げて話すように意識してみましょう。

ポジティブな姿勢

今後の仕事に対しての想いを簡単に述べ、ポジティブな姿勢とやる気を伝えましょう。業務内容の詳細が不明な場合でも、「1日でも早く仕事に慣れたい」「会社や皆さんの役に立ちたい」のようにまとめても構いません。しかし、いくらやる気があっても、いきなり「売上トップを目指します」「改革をしていきたいと思います」と宣言してしまっては、思わず回りも引き気味に⁈「主張が強い」「プライドが高そう」と反感を買ってしまいかねませんので、謙虚な気持ちも表しましょう。

これだけでもOK!必須基本項目

スピーチは苦手なので長く話せない、何を話せば良いのかわからないという人は、次の必須項目は最低限挨拶の中に盛り込みましょう。

名前

名前は必ずフルネームで話しましょう。ビジネスシーンや普段の会話では、名字しか名乗らないことも多いのですが、入社の挨拶なのでフルネームを伝えましょう。「珍しい名字だとよく言われますので、ぜひ覚えて頂けるとうれしいです」などというエピソードを付け加えるのもよいでしょう。

新しい仕事への抱負

新しい仕事への抱負を簡潔に述べ、やる気を伝えましょう。とはいえ、新しい場所では何を言えばよいのかわからない場合は、前職と照らし合わせて、「○○の業務は未経験な分野ですが、早く仕事を覚えてみなさんのお役に立ちたいと思っています」「以前は○○の業務についておりましたが、自分の経験を活かして少しでも会社に貢献していけるように頑張りたいと思っています。よろしくご指導のほどお願いします」と謙虚な気持ちを伝えれば好印象です。

さらに自分らしさをアピールできるトピックとは

社内の人に覚えてもらえるように、自分らしいトピックを盛り込むのもおすすめです。共通点を見つけて、話しかけてくれる人がいるかもしれません。自分らしさをアピールして、早く社内に溶け込めるようにしましょう。

趣味

共通の趣味は、話が盛り上がり、一気に距離が縮まるものです。珍しい趣味であれば、それだけで覚えてもらえるきっかけにもなります。「趣味はフットサルです。小学生から大学までサッカーをやっていて、現在は地域のフットサルチームで、週に1回○○のフットサル場で練習しています。同じ趣味の方がいらっしゃればぜひ声をかけてください。」「趣味は神社めぐりをしながらの御朱印集めです。この辺りに引っ越してきて間もないので、どこかよい神社がありましたらぜひ教えてください」のように話せば、親近感を持ってくれる人もいるかもしれません。

出身地

出身地も話を広げやすい材料の1つです。「りんごが有名な青森県出身で、実家もりんご農家をやっています」や「新潟県出身です。雪が多いところで生まれたのでスノーボードが得意です」など話せば、印象が残りやすいでしょう。まったく同じ出身地でなくても、出身地が近い、同じ東北地方、九州地方というだけでも親近感を持ってくれる人も多く、話のネタにもなります。

年齢

抵抗がない人であれば、年齢を話すのもいいでしょう。年齢が近いと親近感を持ってくれる人もいるかもしれません。しかし、若さをアピールしすぎると反感を買う可能性もあるので、年齢を言う程度にとどめておくのが無難です。

前職について

中途採用者だと、前職は何をしていたのかと興味がある人もいるでしょう。「以前は、パソコンのカスタマーサポートをしていました。パソコンについてならお力になれることもあると思うので、何でも聞いて下さい」「以前は物流関係の仕事をしていたので、体力には自信があります」など、今後の仕事についての抱負に話を広げることもできます。「以前は○○で○○の業務に携わっていました。その経験を活かして、こちらの会社でも頑張りたいと思います」だと、即戦力になってくれる印象にもなります。

イメージダウンも?気をつけたいNG事項

気づかないうちにNGを犯してしまい、初日からのイメージダウンは避けたいところです。初対面のイメージは後に残りますので、最初が肝心です。

長すぎるスピーチ

スピーチの鉄則は「簡潔」にまとめるということです。初対面のスピーチの場で、長々と話すのは好印象ではありません。せっかくよいことを話していても、長いと聞く方はうんざりしてしまいます。事前に話すことをまとめておき、長くても1分以内に収めるようにしましょう。

へりくだりすぎ、ネガティヴな表現

謙虚な姿勢は好印象を与えるものですが、あまりにへりくだりすぎたり、ネガティヴな表現が多かったりすると、暗い印象になってしまいます。初対面かつ大勢の前だと、度が過ぎた自虐ネタでは聞いている方も反応に困ります。ネガティヴな表現は、「この人に仕事を頼んでも大丈夫か?」と思われてしまう可能性もありますので、避けた方がよいでしょう。

自慢話

自己紹介で自慢話はNGです。たとえば、「前職では○○の表彰をされた」「売上が1位だった」や、「大学では○○を専攻し、主席で卒業した」のようなものです。新天地で、新しい仕事を頑張りたいという気持ちは分かりますが、好印象ではありませんので注意しましょう。

入社挨拶サンプル例文

入社の挨拶で好印象を与えるスピーチの例文をご紹介します。

例1
本日より入社致しました○○と申します
これまでは、エンジニアとして、主に産業機械のメンテナンスのような仕事をしてきました。
お酒を飲むのがすきなので、誘っていただけるとうれしいです。
1日でも早くこちらの会社に慣れて、皆様のお役に立てるよう努力したいと思います。
至らない部分も多々あるかと思いますが、ご指導の程よろしくお願い致します。

例2
本日よりお世話になることになりました、○○と申します
○○歳で、○○出身です。
前職ではメーカーで営業事務の仕事をしておりました。
自転車が好きで、休みの日は近場へサイクリングによく出かけます。
同じ趣味の方がいらっしゃったら、ぜひ誘っていただけるとうれしいです。
みなさんの足を引っ張らないよう、1日でも早く仕事を覚えて頑張りたいと思いますので、
ご指導の程お願い致します。

例3
おはようございます。本日付で入社致しました、○○と申します。
これまでは、東京で営業職として働いてきました。
九州出身で、こちらに住むのは初めてになりますので、
おいしいお店や観光地などを教えて頂ければうれしいです。
1日でも早く仕事に慣れ、会社の役に立てるよう頑張りますので
ご指導のほどよろしくお願い致します。

身だしなみよく、見た目の印象も大切に

スピーチの内容と同じように見られているのが、身だしなみです。スーツやシャツにシワはないか、靴は汚れていないか、髪型は清潔感があるかなどを意識しましょう。「人は見た目で55%が決まる」というメラビアンの法則があります。初対面は強い印象として残りますので、清潔感第一で身だしなみを整えましょう。業界によっては、髪型やアクセサリー、ネイルなどが自由な場合もありますが、初対面はあまり派手で華美なものは避けましょう。

今回の要点

  • 簡潔でスマートな1分以内のスピーチがベスト
  • 話の内容よりも大切なものは表情、笑顔を大切にしよう
  • 最低限盛り込むべきことは「フルネーム」と「新しい仕事への抱負」
  • 趣味、出身地、年齢、前職についてなど、自分らしさを盛り込むと、共通点や親近感をアピールできる
  • 長いスピーチ、ネガティヴな表現、自慢話はイメージダウンにつながるので気を付けよう

最終更新日:

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