転職したあとに後悔する理由とは?
まず、転職をした際にあとから後悔することはどのようなことがあるのか一般例を見ていきましょう。
本当にやりたいことができていない
新たにやりたいことが見つかり、それを実現させるために転職をしたのに、やりたいことができないのは辛いことです。しかし、面接で話した希望が伝わっていなかったり、企業側が説明不足だったりしてやりたい業務に就けないことはあります。明確にやりたいことが決まっている人ほど、転職を後悔するでしょう。
人間関係がうまくいかない
これはどの職場でも起こりうることですが、せっかく好きな仕事ができているのに一緒に働く人が合わないことがあるでしょう。お局上司やパワハラ・モラハラ・セクハラと言ったハラスメントが起きていたり、自分には関係なくとも仲の悪い社員が空気を悪くしていたり、人間関係で後悔してしまうケースです。
期待していた会社のイメージと異なっている
いざ働いてみたら残業代が支払われなかった、残業は支払われるが夜遅くまで帰りづらい雰囲気だった、仕事量が多すぎて(または少なすぎて)厳しい状況に置かれることがあります。典型的なブラック企業に入ってしまったと気付き、後悔するパターンです。
はじめに内定が出たことでほかの会社を比較できなった
転職のときによくあるのが、最初に決まった企業に入社を即決してしまうことです。転職活動をしている人は、離職中で1日でも早く仕事を見つけたかったり、はやく今の会社をやめたかったりという気持ちが後押しし、1社目で決断をしてしまうことが少なくありません。2~3社の内定をもらった上で、細かい点を比較検討することで、入社後の後悔を軽減できたかもしれません。
転職エージェントに言われるがまま入社してしまった
転職活動はどうしても焦ってしまいがちです。また、焦りや不安の状況下で転職エージェントのアドバイザーや家族の助言に追い立てられることで、冷静な判断ができなくなることもあるでしょう。後になって、もっと自分の気持ちで決めていればよかったと後悔することがあるでしょう。
転職時に後悔しないためには
さまざまなパターンで、入社後の後悔を感じることがわかりました。少しでも、後悔しない転職活動をするために出来ることは何があるのでしょうか?
事前にきちんと情報収集をしておく
まずはしっかりリサーチを行い、とことん情報収集することが大切です。転職先のウェブサイトだけではなく、同業他社、まったく関係のない業職種のウェブサイトも比較することが重要です。複数の企業の募集要項や、仕事内容、特徴を比較することで客観的に物事を判断する視点が養われます。
また自分でしっかりリサーチしたあとは、面接の場で直接質問を投げかける、場合によっては複数の社員に会わせてもらうことでリアルな情報を取得できるでしょう。もし聞きづらければ、転職エージェントをしっかり頼ることをおすすめします。
自分の譲れないポイントを明確にする
さまざまな情報を見比べていると、目移りしてしまうこともあると思います。何度か立ち止まり、自問自答しながら、自分にとって何が1番譲れないことなのか洗い出していきましょう。
給与待遇を最優先にするのか、会社の雰囲気で決めていくのか、仕事内容だけで判断するのかは人それぞれです。100%マッチする企業はありません。自分の希望に優先順位をつけて、トップ3が合致すればOKなど、自分自身の基準を定めることが大切です。
転職エージェントに言いくるめられない
少し言い方が厳しいですが、転職エージェントに言われるがまま入社を決めることはやめましょう。転職エージェントは、自分が紹介した企業に誰かが入社することで紹介費用をもらっています。もちろん、適当に案内しているエージェントは評判が悪くなりますが、ここは本音と建前を見定めながら冷静に意見を聞くようにしましょう。最後に決めるのは自分です。
人間関係は変えるのが難しい
人間関係で悩んで、入社を後悔したり転職をしたりする人は多いです。しかしどのような会社に入っても、1人や2人は合わない人がいるもので、どこに行っても人間関係の悩みは付き物です。
人数の少ない職場で、この先ずっと人間関係が変わらないケースや会社全体の人が合わないのであれば話は別ですが、人間関係に対してはどこでも後悔しやすいポイントだと覚えておくことも大事です。
今回の要点
- 入社後後悔するポイントは、人間関係、仕事内容、自分の気持ちで決めなかった後悔
- 後悔を避けるには複数企業を見比べて徹底的に事前調査を
- 人間関係の後悔はどこの職場でもつきもの。完ぺきを求めずに絶対に譲れない転職軸だけ決めておこう
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