Q10中高年を対象とした求人の特徴を教えてください

A 中高年を対象とした求人では、「即戦力」を求めています。経験やスキルが申し分なかったとしても、中高年の転職は難しいケースが多いものです。そこで、中高年を対象とした求人の特徴をご紹介します。

■中高年の転職では、「謙虚さ」を持つことが大切

面接の際には、経験の豊富さやマネジメント能力だけではなく、協調性のアピールも忘れずに行いましょう。せっかく転職しても、職場に馴染めないと判断されてしまうと、不採用になってしまいます。

転職先の上司が、年下というのは珍しくない話です。転職すると、いくら経験やスキルを持っていても、新入社員になります。謙虚な姿勢で職場に馴染めるように努力することが求められます。

つまり、中高年の転職では、人柄などの「ポータブルスキル」を重視されるケースが多いのです。ポータブルスキルがあれば、技術的なスキルは経験を積むことで取得することができ、どんな分野の仕事であっても活躍することが可能だからです。

■中高年の転職で給与があがることは少ない！？

中高年の方の多くは、年功序列の企業に勤めていて、定期昇給の恩恵を受けています。つまり、会社に長く務めた評価が上乗せされた給与なのです。そのため、転職では給与があがらないケースも多くあります。

▼市場価値を正確に知ることが大切

転職をして後悔しないためにも、自分の「市場価値」を正確に知ることが重要です。手っ取り早く市場価値を知ることができるのが、「求人情報を参考にすること」です。

現職の給与や労働条件と同一の求人の年収をチェックしてみましょう。年収が低い場合には、転職後により収入が高くなる可能性は低いといえます。