Q8人事評価が適正になされておらず、給与が低くて不満です。これは正当な転職理由とはいえませんか?

A 人事評価というのは企業によって異なり、属人的な判断を行う企業や、明確な基準を設けて達成度を評価する企業などさまざまです。評価や給与に対する不満のポイントも人によって異なりますが、まずは自分がどんな不満を抱いているのか分析してみましょう。

■会社と自分の「評価基準」を見直してみましょう

たとえば、「自分はコストカットを意識して残業をしないように仕事を効率化している」と考えていても、月に何十時間も残業をしている人物の方が、残業代の分収入が高かったり、上司の評価が高かったりすることがあります。

これは、会社の評価や給与制度と、自分の価値観のズレから生じる問題です。

営業成績が伸びた分だけ給与があがる、「インセンティブ」を採用している企業であれば、頑張ればその分収入が多くなります。しかし、年功序列型の給与体系を採用している企業の場合、どんなに頑張ってもすぐに給与に反映されることはありません。

年功序列型ではその分、チーム単位の頑張りが評価されたり、後輩の教育に力を入れることができたりと、良い面もあります。けれども、適正な評価がされていないと感じる方には、不満がたまる一方といえます。

その場合には、会社の評価基準と自分の基準を照らし合わせ、評価が給与に直結している「成果主義」の企業を求めて転職するのもひとつの方法です。

▼成果主義のデメリットとは

注意したいのが、成果主義にもデメリットがある点です。評価に繋がり辛い地味な通常業務がおろそかになってしまったり、短期間の目標達成を焦るあまり、中長期的な視野を持つことができかったりというケースもあります。

また、大きな失敗を防ぐために挑戦を避ける傾向にあるのもデメリットのひとつです。

これらの点を踏まえ、「本当に自分に合った評価基準」を今一度考えてみてはいかがでしょうか。

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