Q49最近、転職について考え始めました。転職準備ですることを教えてください。

A 転職準備では、転職の目的とキャリアプランを明確にすること、そしてスケジュールを考えておくことが重要なポイントです。

■転職まで時間がある場合

在職中に転職活動をすることで、無職期間の金銭的な不安が無くてすみます。ある程度の貯金をして退職したとしても、なかなか職が決まらない…と焦ってしまい、妥協してしまうケースも多いです。

また、職歴に空白期間がなくなるのもメリットのひとつです。 3ヵ月以上ブランク期間があると、その理由を気にする企業も少なくありません。

▼貯金をする

転職活動の費用だけではなく、退職後に転職活動する場合は生活費も必要になります。
また、スキルアップのための勉強や資格取得の費用を用意しておくのも大切なポイントです。

在職中に転職活動を行う場合は約35万円程度、退職後に転職活動をする場合には約60万円程度の費用を見ておく方が多いです。
しかし、Iターン・Uターンを希望であったり、退職後になかなか転職先が決まらなかったりすると、交通費や生活費がより多く必要になってしまいます。

▼スキル・経験を積んでおく

スキルを磨き経験を積むことで、転職市場でのあなたの価値を高めることができます。
専門的なものだけにとどまらず幅広いスキルを習得し、自分にしかない強みをつくりましょう。

▼人脈をつくる

リファラル採用を積極的に行う企業が増えてきており、知人・友人の紹介からの流れで転職先を決める方も多くいらっしゃいます。
そのため、転職活動において人脈は重要なポイントになります。
情報収集の上でも必要となってきますので、仕事だけではなく、プライベートでも日頃から人脈づくりを意識しておきましょう。

■すぐにでも転職先を決めたい場合

会社都合による退職などで、できる限り早く転職先を決めたいというケースもあると思います。
失業保険が支給される期間内に転職先を確保できるよう、積極的に動きましょう。

最初に自己分析をしっかりと行っておき、それを踏まえて履歴書や職務経歴書を作成しましょう。
転職エージェントに登録する際も応募書類は必要になりますので、最初の段階で抜け漏れなく、時系列で書き出しておくことが大事です。

その上で転職エージェントへの登録や、転職イベントへの参加をして、求人に応募します。
退職時に複数の会社の選考が進んでいるのが理想です。
転職エージェントは一社だけではなく複数活用し、面接のフィードバックを必ず受けて次に活かしてください。