Q4最低賃金って何ですか?

A 最低賃金は、国が決めたもので、地域別最低賃金と特定(産業別)最低賃金があります。

企業は、働く人に対して、最低賃金以上の賃金を払う必要があります。

■地域別最低賃金と特定(産業別)最低賃金

地域別最低賃金では、各都道府県の基準となる最低賃金を定めています。特定(産業別)最低賃金では、特定の産業の基準となる最低賃金です。

地域別最低賃金と特定(産業別)最低賃金の2つが適用になるケースの場合には、企業は高い方の最低賃金よりも高い金額を支払う必要があります。また、派遣社員の場合派遣先が他地域の場合には、派遣元の最低賃金ではなく派遣先の基準が適用されます。

■最低賃金を下回るのは違法!

もし企業と働く人が合意したとしても、賃金が最低賃金よりも下回るのは違法となり、無効になります。最低賃金未満の金額しか支払っていない企業は、働く人に対して差額を支払う必要があります。

また、地域別最低賃金よりも高い金額の賃金を支払っていない場合50万円以下の罰金、特定(産業別)最低賃金よりも高い金額の賃金を支払っていない場合30万円以下の罰金になります。

■最低賃金の計算

月給の場合には、月給を1か月の平均所定労働時間で割り、産出された金額が最低賃金額を超える必要があります。

つまり、月給20万円で1か月の平均所定労働時間が1日8時間×5日×4週の場合は以下の計算です。

月給20万円÷160時間=1,250円

この場合、1,250円が地域別最低賃金と特定(産業別)最低賃金を上回る必要があるのです。

参考:厚生労働省 https://pc.saiteichingin.info/

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