Q7退職金にかかる税金を教えてください
A 退職金制度がある企業の場合、退職する際に退職金の支給を受けることができます。その際、退職所得の受給に関する申告書を提出しないと、確定申告が必要になってしまうので注意しましょう。
■退職金の税金
退職金の支払いの際には、所得税・復興特別所得税、そして住民税が、源泉徴収または特別徴収されます。退職金は長年労働したことに対するねぎらいであり、一時的な報償なので、退職所得控除がありほかの所得とは分けて課税されます。
そのため、税金の負担は他の収入よりは軽くなっているのです。
▼退職所得金額の計算方法
退職所得金額は「(退職金の収入金額-退職所得控除額)×1/2」で求めることができます。
勤続年数が20年以下の場合には、「40万円×勤続年数」が控除されます。
20年を超えている場合には、「70万円×(勤続年数-20年)+800万円」が控除されます。
▼退職所得の受給に関する申告書の提出を忘れずに!
退職金にも、所得税と住民税がかかります。しかし、退職所得の受給に関する申告書を勤務先に提出しておくことで、支給額から税金が差し引かれます。提出をしない場合には、所得税が20%かかり、確定申告によって精算することになるのです。
【悩みや疑問を質問】
- Q1 転職活動中なのですが、年末調整の手続きで気をつけるべき点はありますか?
- Q2 雇用保険の仕組みを教えてください
- Q3 失業手当は誰でももらえるの?
- Q4 最低賃金って何ですか?
- Q5 傷病手当金はどんな時に受け取れますか?
- Q6 産休の仕組みを教えてください
- Q7 退職金にかかる税金を教えてください
- Q8 育児休暇は男性でも取ることができますか?
- Q9 産前産後休暇の取得を予定していますが、どんなことに注意すればいいですか?
- Q10 懲戒解雇って何ですか?
- Q11 変形労働時間制って何ですか?
- Q12 面接で家族構成を聞いてはいけないというのは本当ですか?
- Q13 慶弔休暇について教えてください。
- Q14 労働時間や休日は、法律で決められているって本当ですか?
- Q15 介護休暇と介護休業って何が違うんですか?
【疑問・悩みのカテゴリから探す】
トップに戻る