Q24みなし労働制について教えてください。
A 事業場の外で働く場合、みなし労働時間制を適用するケースが多くあります。
たとえば、営業職や在宅勤務の場合、実際に働いている時間を会社が把握するのは難しいことがあります。
そのため、実際に働いた時間ではなく、所定労働時間などを働いたものとみなして給与を支払う制度です。
■みなし労働制のメリットとデメリット
みなし労働制の場合、たとえば営業職の外回りが実際には6時間で終わってしまったとしても、所定労働時間の8時間働いたとみなして賃金が支払われます。
しかし、もし10時間かかってしまった場合であっても、労働時間は8時間とみなされてしまうので、超過してしまった2時間分の残業代は支払われないことになります。
■みなし労働時間
業務量が所定労働時間では終わらないほどボリュームがあり、所定労働時間以上に働くのが当たり前の場合には、通常必要とされる時間がみなし労働時間になります。
たとえば、通常10時間かかる場合には、10時間働いたとみなす必要があります。この場合、法定労働時間を超えている時間に関しては、時間外労働であり、残業代が支払われます。
■みなし残業
みなし残業は、残業の有無にかかわらずに、給与に一定時間分の残業代が含まれます。つまり、一定時間を超えてしまった残業に対しては、残業代が追加支給されるのです。
残業代が一律で支払われる、みなし労働時間制とは異なるので注意が必要です。
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